DONZOKO

辺境

羊毛野郎

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去年は暖冬だったが、今年は寒い。大阪は最低気温-1℃くらいだが、それ以上に寒く感じる。中高生の頃、コートは禁止されていたから、シャツに綿100のトレーナーに学ランという、今思えば防寒性ゼロの格好で登校していた。地元は南九州だが、内陸かつ盆地なので、冬は−2,3℃くらいまで冷える。

 

地元ほどでないにしろ、ここは沖縄ではないから、冬には冬服を着る。専らウールのものを着ている。ロングTシャツの上にアランニットを着て、その上にコート。最近はそんな格好ばかりしている。厚手の羊毛服を2着羽織れば普通の冬は十分暖かく過ごせる。羊毛野郎になっていた。

 

「俺は冬限定で羊毛野郎になるんだな」と自分でもよく分からない自覚を持った後、「仕事で年中着ているスーツはウールだから俺は年中羊毛野郎ではないか」と何の役にも立たない気付きを得た。営業日報に書こうと思った。

 

気狂いを起こして、「俺は羊憑きだ」「俺のことが気に食わないのなら羊毛製品を身に着けるな」「ガチョウもアヒルも俺の友達だからお前のことが嫌いだ、ダウン製品もダメだ」「化石燃料というのがあるらしいが、あれは実のところ大量発生した羊の死骸が変成したものが大半だから、化学繊維もダメだ、凍え死ね」と絶叫しながら淀川沿いの草を反芻していたら、会社は精神障害の判定を下し、福利厚生の一環で働かずしてある程度のお金をくれたりするのかな、と考えたりした。それほどまでに仕事に嫌気が差していた。そんなことを考えるときほど、鬱々イベントが頻発した担当地区の空は綺麗だし、川の水面はキラキラ光るし、遠くの山まで澄んで見えるから余計に腹が立った。

 

休日にニットばかり着ているのは、「休日くらい身体も心もモフモフな羊でいたい」という願いが具現化したものかもしれない。

 

職場の人間関係には疲れ切ってしまっていたが、止める間際になってとても話の合う先輩と深く関わるようになって、嬉しいような、悲しいような、安っぽいJ-POPのような感情になった。俺もその先輩も音楽が好きだったから、営業車では俺が運転して、先輩が好きな音楽を流していた。勝手に職場の人たちのテーマ曲を選定していたりした。以下その例。

 

仕事大好き、意地でも数字とってくる、「やれよ」「自分の頭で考えろ」「分からないまま放置するのは許さん」が口癖のパワハラ気味課長のテーマ曲。

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めっちゃ長いので8:00くらいから聴くと何が言いたいのかわかると思う。

 

 

 

超絶パワー系役員のテーマ曲

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冒頭の「そこのカス野郎」からの下りがそれっぽいということで採用。

 

 

 

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退職決めてからはずっとコレ聴いてましたね。前向きになれるので目標とか夢に向かっている人におすすめします。

 

冒頭の写真は過去に撮ったペンドルトンのガウン。ニットやコートの写真でも撮ろうと思ったのだが、デジカメのバッテリー充電器が行方不明。