DONZOKO

秘境へようこそ

東京とフィルム

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「もう1月終わっちゃったよ参るね~!」なんてことをゲラゲラ笑いながら絶叫していたら、2月が虫の息になっている。社会に出るまでの猶予はいよいよ1ヵ月となった。

 

先日、スノウ・ボオド合宿にいってきた。宿に『サラリーマン金太郎』が置いてあったので、今後の参考になるかと思って読むことにした。漫画そのものは面白かったが、あまり参考にはならなかった。主人公の矢島金太郎はことあるごとに「サラリーマンをなめんじゃねえ!!!!!」と絶叫しながら偉い人を殴ったり、蹴ったり、殴ったりする。金太郎の仕事に対するモチベーションと自信は見習いたいが、暴力行為は妄想の内に留めておくことにする。

 

さて、4月から東京で研修が始まる。研修期間は1ヵ月。ダメダメ新入社員なので、研修への意気込みとか、どういう社会人になりたいか、みたいなことは精神の片隅に流して、東京で如何にして遊ぶかということばかり考えている。

 

「なにしよっかな~!」とウキウキで考えてはみるものの、発想が貧困なので、汚い所巡り、でけえ公園巡り、窪地散策、多摩川遡上、墨田川遡上、荒川遡上、みたいな感じで散歩する以外の案がでてこない。遡上しすぎである。鮭か。

 

東京勤務が決まっていればあれこれ考える必要もないのだが、勤務地が決まるのは4月。どうせ鄙びた地方都市に配属されるのだ、という悲観的な予想のもとでシミュレーションを行っているので、研修中の内に東京という土地を楽しんでおきたい。

 

どこをどう歩くかはまた考えるとして、「これは絶対」と思っていることがひとつある。

 

カメラを買うことだ。今はとりあえずamazonで一番安かったnikon d5200を使っている。カメラを買ってから1年半くらい経ったが、いい感じに趣味として楽しめるようになってきたので、今後も続けていきたい。そこでフィルムカメラを買うことにした。nikon F2が第一候補。機械式カメラは、フォーカスは勿論、f値、シャッタースピードなど全て手動で設定しなければいけない。色んなところに足を運んで、一回一回設定して撮ることが上達に繋がる、らしい。

 

デジカメでもマニュアルモードにすれば同じように手動で設定できる。のだが、フィルムだとデジタルのように撮ってすぐ確認、とはいかないし、RAW現像で手軽に修正もできない。デジタルは撮るのはタダだが、フィルムは撮るたびにお金がかかる。

 

遠くまで足を運んで、苦労して撮った渾身の1枚がいざ現像してみると、ブレている、白飛びしている、構図が悪い、よく見ると全裸の男が端に写っている、等々の悲劇がフィルムでは起こりやすくなる。起こりやすくなります。

 

その分、1枚1枚を大事に、慎重に撮るようになるだろう。それがフィルムだと上達しやすい云々言われる所以かもしれない。

 

これは持論だが、何事も上達するには痛い目を見るのが早い。ボードは逆エッジでコケまくり、駐車はブロック塀にぶつけまくり、カメラは遠方に出向いて撮った写真を台無しにしまくるのが上達のコツだ。

 

恋愛だってフラれてなんぼだと思っている。そうじゃないと俺は報われないのでそうであってほしい。

 

というわけで、フィルムカメラを買って、f値の本質を理解したり、「やっぱモノクロは銀塩に限るよ」とか言ったり、カールツァイス製のレンズをペロリとなめちゃったりしたくなった。とか色々ゴタクを並べてみたが、要は「フィルムで撮ってる俺カッケー」がしたいだけである。しょうもねえ。

 

でも実際にカメラは上手くなりたいし、フィルムの色味は反則級に味が出る。フィルムで東京の水系だったり、古びた煙草屋とか喫茶店、床屋なんかがある通りを撮ったりしたい。そう、散歩のお供にカメラが欲しい。F2重そうだけどね。

 

3年後くらいにはそこそこ上手くなっていると思いたい。頑張ろう。仕事しろよ。